読書
1月 16
最近、読んだ本です。
異国で生きていくことになった二人の女性が、差別など様々な困難を乗り越えて、
進んでいく姿はとてもリアルで、日本で生まれて、日本に住んでいる自分にも、
何故か関係ないとは思えない、胸に迫ってくるものがありました。異国に住むと、
自分を守ってくれる言語も、国も、身内も、当たり前だと思われていたものがありま
せん。その中で、自分の居場所を一から作らなければなりません。そんな中で、傷つき
ながらも、前に進んでいく主人公の生き方が頼もしく、読んだあと、迷っていた答えが
出たような、すっきりとした気持ちになりました。どんな場所にいようと、どんな境遇
であろうと、自分の人生を決めるのは自分しかいないんですね。
スタッフより