Posted on 木曜日 12 5月 2011
上の写真が「上唇小帯」です。
お子さんのいらっしゃる方なら特に!この膜のようなものを歯ブラシの時などに気にかけたことがあるはずでは?
人によってその長さや太さが違います。1歳半とか3歳児の検診で指摘されることもあります。
さすがにすぐに切った方がいいという歯科医師はもう居ないとは思いますが・・・。
上の写真もまだ乳歯の段階ですから当然、切る切らないは考える必要がありません。
まれに強直症といって発音障害を及ぼすほどにこの小帯が発達している場合は別ですが。
ではこの小帯の何がいけないのか?
それは永久歯がはえた段階ですきっ歯の原因になる可能性があることです。
でも犬歯(糸切り歯)がはえるまで前歯がすきっ歯というのはよく見られる光景で別段珍しくありません。
犬歯がはえることで前歯が真ん中に寄ってくるわけです。
しかし、前歯が寄ってこられる環境を作るべ前もって切っておく必要がある場合があります。
それを歯科医院で診てもらいましょう。
少なくとも前歯がはえてからでないと診断もなにもできません。つまり5歳から7歳くらいが診断時期になるでしょう。
3歳で苦いフッ素の塗布と小帯切除のセット治療を受けたら歯科に行きたくなくなるでしょうね。
また適齢時期での切除もレーザー使用のほうが簡単で良いかと思われます。