Posted on 火曜日 19 4月 2011
昨日の続きです。
しばらく堅い話になりますのでさらりと読まれたい方はスタッフブログをご覧ください。
さて「酸化する」のがポイントという話でした。
「人間は生きているだけで酸化します。」そんな謳い文句で抗酸化作用のある食品をおススメするわけではありません。
でも身体が錆びる・・・・そんな言い方は当たらずとも遠からず。
錆とは・・・・
一般的には、金属の腐食生成物を「錆」と呼ぶ。しかし、専門的には(特に腐食防食工学では)、鉄や鉄合金の腐食生成物のみを「錆」「鉄錆」と呼び、鉄以外の金属では錆とは呼ばずに単に腐食生成物と呼ぶ。
さらに
錆は、酸化還元反応により鉄表面が電子を失ってイオン化し、鉄表面から脱落して行くことで進行する。電気化学的な反応なので、錆が発生するかどうかは電位と pH に依存する。
「錆びる=酸化還元反応」なので電位とpHが問題になるわけです。
酸化する時は必ず還元される側があるので口の中が酸化するという言い方は「酸化還元反応が起こっている=錆びている」と言いかえられます。
さて放っておいたらどんどん腐食してゆく口の中をどうやって整えるか?というか整えるとはどうすることなのでしょう?
デンタルプラーク(いわゆる歯垢)を隅々まで除去すること?
そうすれば虫歯菌の出す酸から歯を守れる!!
いっそのこと虫歯菌をみんな除去すれば?
いやいや虫歯菌の食料であるショ糖を無くせば?
その前に虫歯の成り立ちを考えてゆきましょう。
キーワードは「バイオフィルム」です。 つづく