Posted on 日曜日 6 2月 2011
こんばんわ。くろすみ歯科医院院長の黒住です。
今日はいい天気でした。子供たちとボール遊びをしていたらすぐに汗をかいてしまうくらいに。
とは言え先週から鼻詰まりで・・・皆さんも風邪には気をつけましょう。
さて今回はこれまた質問の多い「虫歯」について。
実際質問の多いのは「子供の虫歯」についてです。
子供の虫歯で一番大事なのは何でしょう?・・・うーーん「所詮、虫歯」だということでしょうか。
冗談みたいで誤解を招くようですがこれに尽きると思います。
まるで子供の歯を守る気がないとまで思われそうですが・・・。
でも、よく耳にするこのセリフ
「歯磨きはちゃんとしているのになんで虫歯になるんですか?」
一昔前に比べて子供の虫歯の数は随分と減少していることは知られています。でもたった一つの小さな虫歯も保護者の方にとっては大問題で、不安に駆られます。
これは仕方のないことです。今までずっと虫歯撲滅のために「虫歯は怖いぞー」と煽りに煽り続けた結果です。
では①なぜ、歯を磨いても虫歯になるのか?
虫歯になるためにはいろいろな理由がありますが、大切なのはどの要因が一番問題になるのかを知ることです。
「おやつを含めた毎食後10分後に歯ブラシをする習慣があるか?」
これがキーです。かつ一日の飲食回数はできるだけ4回までにする必要もあります。
就寝2時間前の飲食は論外です。シビアです。やってられないというのも分かります。
でも歯ブラシ推進運動だけでは完全撲滅は難しいのです。
②なぜ、所詮虫歯なのか?
①の回答からお分かりのように虫歯は「リズムのよい飲食生活からは起こりにくい現象」とも言えるのです。
つまり虫歯の成因からその子供の食育環境を推測、改善することが出来るかも!
「虫歯にさせない」という小さな目的から「虫歯にさせないような食育環境が健康な身体を育む」というワンステップ上の目標が見えると考えます。
虫歯のひとつやふたつ、今からでもどうにでもなる!それより子供のために生活リズムを見直してみよう!
そんな風に考えて・・・・所詮は虫歯だと。
だからこそ検診は大事です。気になってそのままは良くありません。気にし続けることはストレスになりますよ!
あとフッ素に安易に頼るのもどうかと・・・。また機会があれば書きたいと思いますがフッ素への過剰な期待はよくありません。
それよりたまにお子さんの舌を磨いてあげましょう。泣いちゃうかもしれませんが(笑)