Posted on 金曜日 25 3月 2011
相変わらず寒い日が続きます。
被災地はもっと寒いわけです。そんな中、配給のお握りやパンは寒さで堅くなって食べられない・・・・・。
阪神大震災の時はそういったお年寄りの方も多く、専らその場ですぐに出来る「入れ歯」の作製が被災地支援歯科医師の仕事のメインだったとか。
被災地支援歯科医師の仕事は口腔ケアではなく思った通り「噛めないと困る」だったようです。
震災直後ではなく一カ月経過でこのような状態だったと聞きます。
他の医療に比べて生死に関わらないんですがお年寄りの場合、食べられないことが直接、衰弱に繋がる・・・義歯作製には時間がかかります。そういう点でいえば人材的には歯科技工士さんが必要。
歯科医師は技工士さんとのタッグが必要なんだなと。
それでも機材の不足が最重要課題だということです。動力の大半を電力に依存しているだけに原発問題も鑑みた場合・・・・。
何と足元の弱いことか!この職業が被災地で役に立てるのは・・・職種にこだわらずせっせと歯ブラシを配る方が今は役に立てると思います。
専門職は時としてその職種への拘泥をぬぐい去るべきでしょう。いつか求められる時まで力を蓄えて。
歯科医師はまだ右往左往する時期ではなく今は募金箱にお金を入れておくだけでいいと思います。